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PS4Kの予想スペックと登場時期

 

PS4Kの予想スペックと可能性

もし巷で言われてる「PS4K」が登場するとしたらどんな性能になるか考えてみました。

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APU

   CPUの高性能化 100%

PS4は低性能のCPUを高性能なGPUGPGPUで補うという形をとっている。

4Kをある程度のクォリティーに持ってくるのに、PCであればCore i5以上のCPUとハイエンドクラスのGPUが必要となる。

しかしPS4Kの場合構造的に最適化されている為、それより低い性能であっても実現可能だ。

しかしそれでもやはりCPUとGPUの両方の性能も上げなければならないだろう。

PS4ではJaguar(4コア)を2基搭載し8コアを実現している。

PS4KのAPU部分は今後AMDの最新世代の「Zen」(Bristol Ridge)のカスタムモデルになる可能性が高い。

新型APUは現状のJaguar(Bobcatの第2世代)に比べ様々な面で性能が上がると考えられる。

    GPUの高性能化    100%

PS4のGPUはGCNの第1世代を採用していている。

現行のPS4でもかなり高い性能を有しているが、4Kの為にアップデートは必須だろう。

具体的にはGCN1.3に更新されると考えられる。

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エンコーダーデコーダ

 H.265/HEVCの対応 100%

 PS4Kが4K対応を謳うにはハードウェアエンコーダーデコーダーの能力向上が必須である。

H.265は今後4Kメディアの普及とともに広がると考えられる。

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DRAM

 HBM2   16GB(1TB/sec)     20%

 HBM1   16GB(512GB/sec)   10%    HBM1は4GB制限がある為可能性は0%

    GDDR5 16GB(176GB/sec)     70%   80%

DRAMの進化は著しく、大容量化と高速化が進んでいる。

現行のPS4ではGDDR5の8GBが採用されている、GDDR5はNVIDIAのコンシューマー向けGPUのフラッグシップのGTX TitanXでも採用されている様に時代遅れという訳では無い。

しかしAPUの提供源のAMDは世界に先んじてHBMを開発し、コンシューマー向けGPURadeonにも採用が進む。

HBMの長所は何よりも速さとGDDR5の3倍以上のワットパフォーマンスである。

短所はGDDR5の2倍にもなるコストの高さだろう。

またコンシューマーゲーム機は値段の問題が大きいので、現行モデルと同じGDDR5で大容量化と高速化でスペックを補うのが一番可能性が高いと考えられる。

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ROM      

HDD                            100%

PS4Kのようなコンシューマーゲーム機ではまだまだHDDが現役であると考えられる。

PS4のようにSSDなどの半導体ストレージに交換可能であろう。

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I/O

UHD Blu-rayDrive                  5%

UHD Blu-rayは次世代のBlu-ray規格である。

しかし近年ではストリーミングの台頭により光メディアの重要性は下がりつつある。

次世代機のPS5では採用は確実だろうがPS4Kではそこまで高くないと考えられる。

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 WiFi ac                    99%

このスペック予想でかなり確率が高いと考えられるのはWiFiの性能向上である。

オンラインゲームにおいて有線が理想だが住宅環境のより難しいユーザーも多い。WiFiの速度向上はゲーム体験の向上に大きく影響する為、確実なアップデートが考えられる。

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 PSVR用HDMI端子                  10%

これは正直微妙なところで、PSVRの普及率次第に掛かっていると思われる。

プロセッサーユニットゲーム機本体との統合は、プロセッサーユニット分の処理能力をAPUで補わなくてはいけない。

なので4Kにする分の能力向上分をさらに上乗せするのは考えにくい。

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HDMI2.0/HDCP2.2                  100%

もしPS4Kなるものが世に出たとして、HDMI2.0とHDCP2.2を外すわけがない。

もし仮に搭載されなかった場合は「PS4.1」という名前にすべきだろう。

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発売日

 2017年Q3以降  499ドル

様々なメディアでは2016年10月のPSVR発売前に発表されると噂されているが、自分は難しいと考えている。

2017年のQ3以降が現実的だろう。